押し付けがましい歪んだ音の早弾きソロやら、構造や技巧に頼りすぎた曲の鬱陶しさに退屈してしまうから。
「最初の3曲くらいはいいけど、あとはただただキツイ」というパターンは嫌なんです。
しかし、
Jeff Beckは別。
だって、たくさんトリック持ってるでしょ。
手品みたいに聞こえる、小ワザが好きなんです。
ボリューム奏法、アーミング、ハーモニクス、その他名前すらついてない奏法。
何か訳わかんない音が鳴ってるけど、どうしたらそんな音でますか?のような。
能書きはそれくらいにしておき、昨日のJeffさんのショーはどうだったか?
やっぱ"ギターキッズ"の期待に応える、かなりガンガン元気いっぱいのソロや、往年のフュージョンっぽい変拍子いっぱいな曲は、正直「う~ん」でしたが、結果60%位は楽しめました。
何がよかったか。
スローな曲が最高だったこと。これは文句なし。平伏しました。cause we've ended as loverや、beatlesのa day in the lifeの美しかったこと。
さっき言った手品的な小ワザ。それらが洗練されていて、しかもばっちりなところで使うところ。彼自身「単なる小ワザ」とは絶対思っていないでしょうね。ひとつひとつの音に対する執念を感じました。
スライドプレイが最高だったこと。ブルース的な使い方をしていないところが好感をもてました。
蛇足でどうでもいいことなんですが、あのまっ白づくめの服、何とかならないでしょか。。。えっぐい音出してるな~と思ってステージ見ると、ピエロみたいな男が弾いてるんです。。。
いや、どうでもよくないですよ。ファッションセンス。大切。