2012年2月18日土曜日

02/ 16, 17 /2012 David Nelson Band run  写真リンク

2/16/2012 
http://www.flickr.com/photos/75935425@N07/sets/72157629378147979/ 

2/17/2012 
http://www.flickr.com/photos/75935425@N07/sets/72157629378386699/ 

16日はiPhone3GS。17日は4G。 
結構暗い会場だったから、あんまり変わらないね。

2/16,17/ 2012 David Nelson Band @ Throckmorton theatre


いつも通り、このバンド恒例のド平日ラン、イン Mill Valley。 
だーかーらー。 
木曜金曜の夜ってのはマジきついんだってばさ。。苦笑 

んじゃ行かなきゃいいじゃんっていう、冷たい反応はスルーさせていただきますが。 
つまり、かーなりホットなバンドじゃなきゃ平日のショーなんて行きませんとも。 
えー行きませんとも。 

ここで散々書かせていただいてますが、最近のDNBは超ホット。 
かなりの期待をもって、ハワイから帰ってきたばかりのDNB、ド平日2 night-runを迎えたわけです。 

いい意味で期待を裏切られました。 

最近このバンドはBarry Slessが若干元気がないというか、バンドがかなり平等にDavid Nelson酋長を含めソロを取り、ジャムっていくというパターンが目立ってました。 

が、この二日間は違った。 

Barry Sless 復活。 
この二日、バンドを引っ張っていたのは明らかにBarryでソロも絶好調。 
ものすごいソロの連発で失神しそうになりました。 
んでもってほかのメンバーが彼のソロの間静かにしているかというと、そうじゃない。これがのっているバンドの底力でしょうね。酋長はソロを弾いているBarryと同じくらいの音量でギャンギャンテレキャス弾き放題だし、John Moloはジャムのかじ取り、Pete Searsはいつも通り低~い音から高~い音までガンガンでBarryをフォローし、Mookieはバランスを見ながら絶妙なタイミングでフィルインしてくる。 
つまり誰一人として、ソロのお膳立て的な事をしていないのがすごい。 

特に注目すべきはDavid酋長のギターですな。Barryがソロでうるさくしていても、全然引いていない。同じ楽器の相方がソロ弾いているからちょっと音量をおとして目立たせようという配慮ではなく、相方がソロ弾いているからわしもガンガンデカい音で煽ってやろうという配慮。これはよっぽどリハこなしてお互い信頼関係がないとできないことで。 

つまりオープンマイクやらでパッとであった人とのジャムってこれをやると、「ウザい」「空気読めない」つって嫌われます。笑 

数年前のDNBは「目立たせる配慮」でした、これが最近は「煽る配慮」にかわってきた。素晴らしいことだと思います。 

いつも比較するようでなんですが最近のKimock and Friendsでは、当然「目立たせる配慮」になります。これがパーマネントなバンドを持っていないKimockさんのここんところの最大の弱みでしょう。いいところでKimock/Vegaのからみがギターバトルになることがありますが、最近は正直それも稀です。 


はなしをDNBに戻しますが、こんなオールスターバンドは今ベイエリアにもないですね。 
ただただ好きですわ。 
面白いのはKimock fanとDNB fanは必ずしもマッチしないんです。 
KimockのショーにもいてDNBのショーにもいる人は、ほんの片手で数えられる程度。 
個人的にはSteveのギターとBarryのギターは、リリカルなところ、そして音的な部分(Steve Walker guitar + Two Rock amp)で、よく似た部類に入ると思うのですが。 
が、全くファンベースは別。 
まぁ確かにSteveの方がよりニューエイジでトリッキーなところがあるので、Barryのよりアーシーで真っ向勝負なギターとは全然違うと言われればそれまでですが… 

なによりDNBはベイエリアローカルなバンドなので次が早く来ないか楽しみです。 

iphone (3GS)で撮って、あまりクオリティーはよくありませんが、youtubeお楽しみください。 
考えてみれば両方ともGDが演奏していたナンバーだな。。。 


Ripple、Beat It Down on the Lineともに最終ナンバーでございまして。 
RippleはBarryのPedal Steeleが存分楽しめます、視覚的にね。あとBeat It Down on the Lineは何と言ってもMookieでしょう。最高にNew Orleansなアレンジ。好きです。 




Set lists 
142 Throckmorton Theatre 
Mill Valley, CA 
2/16/12 

Set 1 
Rocky Road Blues 
Ballad Of Casey Jones > 
Sweet Melinda > 
Louis Collins 
Impressionist Two-Step 
Down The Middle 
Six Of One 
John Hardy's Wedding 
Rag Mama Rag 

Set 2 
Any Naked Eye > 
Hand Jive > 
Cut & Run > 
Every Grain Of Sand 
Ghost Train Blues > 
Into The Mystic > 
Any Naked Eye 
E: Ripple 

142 Throckmorton Theatre 
Mill Valley, CA 
2/17/12 

Set 1 
Deep Elem Blues 
Give Me Love 
Peggy-O 
Last Frontier 
Coconut Wireless 
Just A Season > 
Suite At The Mission 
Wicked Messenger 

Set 2 
Iko-Iko > 
Prisoner Of Freedom > 
Different World > 
Long Gone Sam > 
Edge Of The Wire 
Snakebit > 
Earl's Girls 
E: Gone Home 
BIODTL 

2012年2月5日日曜日

01/ 28, 29 /2012 Kimock And Friends run  写真リンク

1/28/2012 Steve Kimock and Friends @ Sweet Water 
http://www.flickr.com/photos/75935425@N07/sets/72157629194208393/ 

1/29/2012 Steve Kimock and Friends @ Sweet Water 
http://www.flickr.com/photos/75935425@N07/sets/72157629194615855/ 

1/28,29/ 2012 Steve Kimock and Friends @ Sweetwater

ここんところ、興味深いこと。 
サンフランシスコからゴールデンゲートブリッジを渡って北、マリンでライブヴェニューが次々と建っている。 
Phil LeshのTerrapin Landingはいまだ建設中だけど、Bob WeirのTRI studioは去年完成して、ユニークなライブヴェニューの形を提案してくれた。 
それは家にいながらコンサートを楽しめるというもの。 
TRI studioはコンサート会場というよりもその名の通りstudio。だが世界同時配信できる機能がついたstudioで、実際にそこで演奏したFurthurをはじめ、数々のショーが去年ここから配信された。 
確かにライブ感こそ薄れるものの、裏庭やリビングで大きなスクリーンにショーを写し、大音量で気の合った友達たちとくつろぐデッドヘッズたちの様子が簡単に目に浮かぶ。 

まだインターネットコネクションの問題やら、チケット代のことなんかは問題が山積みだろうけど、デッドと共に歳をくってきた世代の人には家にながらにしてゆっくりショーを楽しめるなんてこんなありがたいことはないだろうし、アグリーな客同士の小競り合いや陣地争いなどを見たくない人、音圧に耐えられない人なんかにとってももってこいだと思う。 


そして今回の会場、新Sweet Waterのこけら落とし。 
もとのSweet Waterは、入ったところにバーカウンターがまずあって、奥に行くとステージがあるという典型的なこっちのバー。Hot Tunaの録音でここでのライブがあったが、「ガチャン」とビール瓶の割れる音が入っていたりしていたが、まったくそんな感じのやや荒くれたにおいのするバーだった。これが、数年前に閉店になった。 
で、今回Bob Weirの資金援助、指導のもと、新しいSweet Waterが誕生した。これが、前のSweet Waterとは似ても似つかぬ、こじゃれたクラブといった感じで、ステージがまずメインにあって、その後ろにバー。ステージ器具はもちろん、照明器具なんかも高価。 
いい意味でも悪い意味でも、こじんまりとした日本のクラブクアトロといった感じ。 
いやー、びっくりしたーーー。 


先週は金曜日土曜日とZero。 
今週は水曜日にSteve Kimockをスペシャルゲストに据えてTRIStudioからRatDog Reunionのショーが生配信され、土曜日日曜日はKimock and Friends。しかもそのショーの間にKimock Guitar Master Classというのが日曜の2時からあって、超過密スケジュールでかなり体力的にキツく、酒、それと5hour energyという軽い覚醒剤か超強いコーヒーかという気味の悪い飲み物の力を借りなければ、乗りきれませんでした。 
あれはもう二度と飲まない。苦笑 

なので… 

正直あまり音楽がどうだったとかここがああであればもっと良かったとか、そんなことはあんまり覚えておりません。 
踊って、歌って、跳ねて、叫んで、 
んで、いちゃもんつけてくるやつらへの対処、 
そんなことやっているうちに終わってしまった… 


さて、さてセットリストとメンバーを見てみましょう。 

一日目 
Lineup: 
Steve Kimock - Guitars 
Bobby Vega - bass 
Prairie Prince - Drums 
Jeff Chimenti - Keys 
Tim Hockenberry - Keys & Trombone & Vocals 

Setlist: 
1st set 
Rigor Mortis 
Ice Cream 
Baby Baby 
Severe Tire Damage 
Anorexia 
You Are the One 

2nd set 
Cole’s Law 
Tangled Hangers 
Five B4 Funk 
Feelin’ Alright 
Berm 

Encore: 
Hillbillies on PCP 


二日目 
Lineup: 
Steve Kimock - Guitars 
Bobby Vega - bass 
Prairie Prince - Drums 
Jeff Chimenti - Keys 
Bob Weir guitar & vocals for Good Morning Little School Girl through Goin' Down The Road Feelin' Bad 
Ray White on guitar & vocals for entire second set 

Setlist: 
1st set 
Nina’s Chalk Pipe 
Thing One 
Good Morning Little School Girl 
Dark Star 
Scarlet Begonias 
Goin’ Down The Road Feeling Bad 

2nd set 
Spring Water 
Point of No Return 
Merle’s Boogie 
Ring Around the Moon 
Shotgun House 

Encore 
It’s your Thing 

Jeff Chimentti (Rat Dog), Prairie Prince (Phil and Friends), Tim Hockenberry (Micky Hart band)というデッドな人たちに囲まれ、Bobby, Steveが暴れまわるというのがベース。 
一日目はコアKimockナイトでした。セットもおなじみなナンバーがずらり。 
この日はただただ幸せでした。にんまりですな。目の前で大音量で迫ってくる音以外のことは何も考えてませんでした。 

二日目がまたすごかった。1st setがGrateful Deadセット、2nd setがKVHWセット。 
Bobbyが現れるのはなんとなく予想ができたけど、Rayが来るとは完全に虚をつかれました。もうこの際KVHW復活させちゃったらどうなんでしょう。はっきり言って1st setがかすむくらいむちゃくちゃかっこよかった。 
そりゃ10年前と比べるとテンポは落ちているし、ハリはないけどとにかくベストマッチな3人組。あとAlanがいたらなー。。。 


あぁあ~、Kimock祭りが終わっちゃった。 
参ったね。いつもこの喪失感がひどいんですよね~ 
また次にKimockがカリフォルニアに来るのを楽しみに生きます、ハイ。