いやぁーきついなぁ。
これはミュージシャンのような自由業だったり、健康保険をかけていない人にとっては実に重いトピックで、日本のように国民総被保険者という幸せな国と違い、アメリカは保険をかけるもかけないも個人の自由なので、癌だとか大病を患ってしまった際保険に入っていない人はほとんど「お金払えないのね、はい。さようなら」という状況が簡単にありえてしまうというわけで…やばいよね。
多分癌なんかだったら、こういうタイプのベネフィットを何回もやらないと医療費をまかなえないんじゃないか…などど余計な心配をしながら見てました。
ただ、おもしろかったのは病人であるJudgeが一番安定してがつんと声が出ていたところです。彼のワイフもシンガーでこのコンサートに参加していましたが、この二人が一番安定していたんじゃないでしょうか?
Gregのドラミングもすごくステディーだったし、かなり大きい音が出ていてむちゃくちゃかっこよかった。
あと、あのトランペットのおじちゃんがすごかった。いい味が出てました。この人で持ってましたね。
Liamねぇ…どうやらここ3年の間ホーボー状態+ウツを患ってたみたいで、かなり不穏な動きをしていました。彼を見たのは06年のHigh SierraでのZeroのショーで。その時はとても寡黙で完璧主義者みたいな感じな人だったんですが、今回はかなりキャラが違ってました。
私は個人的には彼の安定性を買っていたんですが…
どうであれ今回は、Dave Brubeckの曲"Theme from Mr. Broadway"。ダメな意味でぐちゃぐちゃになりそうだったこの曲を救ったのはLiamでした。それだけで彼があのコンサートにいた意義があったと思います。
Bobby Vegaは二日目の2ndsetに登場。彼がステージに上がると雰囲気がガラッと変わる。あれはなんなんでしょうねぇ。。。いい仕事してました。やっぱファンク的な曲になるとBobbyはすごいですね。引き出しの数が違います。
Pete Sears!!!彼はもう仙人です。誰と合わせてもここまでさまざまなタイプのジャムに順応できる器用なプレイヤーはいないでしょうね。
Steveはというと、、、もうちょっとイケたはずじゃないかなというのが本音。なんかふっ切れないものがありました。
いろいろなよくないうわさを聞いています。
CrazyEngineがMervinとの不和でうまくいっていないんじゃないか、とか。
確かに去年の夏以来Mervinとは演奏していません。
OfficialTaperのCharlie Millerがクビになったとか。
それに加えて旧友のJudgeが癌。
気分よく演奏できるわけがないでしょう。
特に本腰を入れるべきバンドがないっていうのは、彼の様なギターを演奏していないといないと日が送れないような人にはツラいでしょうね。
今回のコンサートも技術的には全然衰えていないんですが、絶好調の彼ならありえないところでミスったり、曲の一部がトンでいたり、バンド感の欠如のようなものがそこここにみられました。
どうであれ…久々のKimock show!楽しかったです。
来週もSebastopolのKimock&Friendsに行ってきます。
3/4/2011
Set 1:
Cole's Law > Tangled Hangers
Friday's Child
Catalina
Pits Of Thunder
Highway 61 Revisited
Set 2:
Blackbird
Max Funk Jam
Like A Rolling Stone
Ermaline
Severe Tire Damage
Out In The Woods
Junko Partner
Spoken For
Golden Road
E: Same Old Blues?
3/5/2011
Set One:
Theme From Nancy Germany
Roll Me Over
On The Road Again (Canned Heat cover)
Mercury Blues
Mr. Broadway
Horses
Set Two:
Gregg's Eggs
Anorexia
Papa Was A Rolling Stone
Chance In A Million
Tongue 'N' Groove
You Can't Keep A Good Man Down
Home On The Range
E: Use Me Up
* entire 2nd set with Mr. Bobby Vega
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