2010年5月30日日曜日

05/29/2010 Furthur Festival @ Angels Camp



とうとうやってきたFurthur Festival。 
1セット1アルバム。 
こう言われちゃ有無を言わず行くしかない。 

ぼくが見ることができたのはAmerican Beauty, Workingman's Deadの2セット。 
実のところは3rdset目のAnthem of the Sunが目当てだったのだが、力尽きてしまいあえなく退場。 

すごいバンドになってきましたねFurthur。 
はじめてみたときは、どうせ場つなぎ的なバンドなんだろうな、と思ったくらいに何も感じなかったのだけど今になってそれが間違いだったことに気がつきました。 
今回はグイグイと磁場を作っていくのが目に見えるようでした。 
会場のAngels Campという場所はサンフランシスコから4時間くらいか…緑の丘に囲まれて、ポツポツと見える牛以外何もないような文字通り頭の上にピヨピヨ天使たちが飛んでてもおかしくないような場所で、客はまさしくハッピーなヒッピーだらけ。 

特別設営の大ステージを下に、若干すり鉢状になっている芝生の客席、そこにみな寝転がってたり、フラフープ、ジャグリング南下してるわけです。で、大ステージの隣にもちっちゃいもともとそこに作られているステージがありました。 
二つのステージが隣同士で並んで、それぞれのステージで交互にアーティストが演奏するような形をとっていました。 
小さいステージではWaybacksとかちょっと小柄なバンドがやってて、それが終わったらMark KaranやJackie Greeneがでっかいステージで演奏してました。 

で、何が言いたいかというと、Furthurは当然トリででっかいステージでやるんですが、PAがとてもよかった。 
二つのステージが並んでいる都合上、演奏中のステージと比べて客のいる場所は横に長くなるんですが、小さいステージのPAも同時に音が出てきていたので、たとえステージから遠く離れていても、音とアーティストの動きの間に時間差がでたり、風のために音が揺れたりということがなく、どこにいてもかなり質のいい演奏がクリアに聞こえました。 

こういうサウンドさん達の配慮は、野外でしかもでっかい会場だととーても大切なことですよね。大物がスタジアムかなんかに来て、高いチケットだった割には、なんか嵐みたいにぶれぶれな演奏を数時間聞かされて訳の分かんないうちに終わっちゃったって、経験ありませんか? 
金曜日にサウンドチェックショーをやったらしいんですが、それが生かされていたのでしょう。 


あと、こういうフェスで大切なトイレなど水回りの問題がとてもしっかりしていたこと。長い時間会場にいて、何度もトイレに行きましたが一回も待たされず、汚いものがあふれていたりするのは一回もみなかったです。 
ゴミもリサイクルとの分別はもちろんのこと、かなり短時間インターバルで定期的に回収されていて、正直会場のきれいさにはびっくりしました。 
ぼくは行かなかったけど、シャワーもかなりちゃんとしていたらしい。 

はっきり言ってここまでしっかりとオーガナイズされていたフェスははじめてでした。警察も見かけましたが、みんなナイスな感じでいつものような威圧感はゼロ。(←これにもかなり感心しました) 

子供もつれて家族でキャンプってのもありだなーなどと思ってしまいました。 
 

丘の上から大ステージを望み。


Box of Rain

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