コミュニティーセンターのチャリティーショーということで、
時間的に働いている人や子供にやさしかったです。
マリンのきれいな空気とちょっと肌寒いくらいの涼しい風、そして太陽。
こういうタイプの音楽には絶好のセッティングでした。
音楽も言うまでもなく。
コンセプトが絶妙でした。
一昨年Martin Fierroが亡くなったことで消えてしまったバンドZero。その音楽のトリビュートを、オリジナルメンバーのKimockとAntonとともに、Zeroゆかりの土地で演ろうという。
いい心意気ですよね。
Martin没後ほぼ直後に行われた8/8/08フィルモアでのイベントが表だったら、このイベントは裏。
とても緩やかな雰囲気の中、コミュニティーセンターの中庭のような場所にセッティングされたステージ、その前にはいつも最前に陣取ってる超Kimock狂のような人たちはどういうわけか一人もおらず、そのかわりに子供や犬なんかがぶらぶらしてました。
メンバーは ドラマーにZeroオリジナルメンバーのGreg Anton, Steve Kimock, キー+ボーカルはChip Roland, セカンドギタリスト+ボーカルにCast of CrownsのCraig Wright, ベースにRatdogのRobin Sylvester。そしてゲストボーカルにBanana。いやーそれにしても元Youg BloodsのBananaは高田渡に風貌、存在感ともにそっくりだと思うのは私だけでしょうか?ロック+ソウルフルな渡さん。笑 どうでもいいっすね。すみません。
選曲はとても渋めでした。
Chance in a million, Catalina、Tongue and Grooveとかキャッチーで誰もが知っているというような曲はなし。けっこう地味っちゃ地味なセットリストだけど、バンドはすごくのってました。Kimockは特に。2ndセットは目も当てられないくらい、いや、耳も空けていられないくらいの爆音でした。Kimockさん、ちょっとストーンしすぎて調子こきすぎですよ、と言いたくなったくらい。爆
1st set
Golden Road
Friday's Child
Sparkletooth
Theme From Nancy Germany
Riding With The King
Mercury Blues
2nd set
Ain't No Sunshine
Highway 61 Revisited
Wild Horses>
Gregg's Eggs ->
Real Mutha ->
Somewhere ->
Home On The Range
Like A Road ->
Merl's Boogie
Encore
Cole's Law ->
Tangled Hangers
個人的におもしろいなと思ったのは、Bananaのギターサウンド+フィンガリングがとてもユニークだったこと。オルガンみたいな音が出てるんです、ギターアンプから。トーンを絞っただけではあんなにクリアな音にはならないと思うんだけどなぁ…何なんだろう。
あとCraig Writeのサウンドもおもしろかった。Bob Weirのタイプのギターです。変なコードを変なタイミングで弾いたり、音作り音選びがとてもユニークで、聴いていて全然飽きがきませんでした。一点から外へ外へと広がっていくタイプのギタリストですね。こういうギターを弾く人はこのシーンでは実はあんまりいないんで、珍しいな~と見入ってしまいました。
高田渡オールスターズ
Craig Writeのギター、このコーラス。曲はじまった直後に「あおぅっ」って言った人の気持ちわかります。
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