初めて行ってきましたJerry day。
サンフランシスコ市街を南から見下ろすような形の円形の小さなステージ。
バークリーのグリークシアターを10分の1くらいにした感じか。
毎年Jerryの誕生日の周辺にやるこのフリーコンサート。
もっともカルトでコアでクレイジーなヒッピーたちが集まるこのイベント。
オーディエンスはたくさん集まるだろうなと思いきや、ちょうどいい数。こみすぎてもいないし、すきすぎてもいない。
ラインアップも毎年やや中途半端。(わざとそうしているんでしょうけど)。
だから今まで行かなかった。
でも今年は行った。
個人的な話になるが、
このイベントの直前に友人のお子さんが亡くなった。
座っていても立っていても、そのことが頭から離れず。
とにかく何もしていないよりは、何か普段楽しいと思うようなことをして気持ちを紛らわしていたほうがいいと思い、このコンサートに行った。
気がついたらどういうわけか最前列。しかもMelvinの真ん前にいた。
二曲目のLove in the afternoonで涙が止まらなくなってしまって、一旦場所を離れた。
ステージ上のミュージシャンたちはsmile smile smileな観客たちに混じって、大粒の涙を流しまくっている私を見て、変な気持だっただろうな。
「こいつ、とんでもなくトリップしてやがる…」(苦笑)
私は普段全然泣かない。あまり泣けない体質らしい。
しかし、つまりは、音楽自体が感情を、悲しみを増幅させたんだろうな。エレクトリックギターがアンプを通すと音がでかくなるように。
とにかくあとは朦朧として音楽を聴いた。
Melvinはステージ上で言っていた
「Miracleってのは起こるものだ。感情を研ぎ澄ましていれば毎日でも起こるものだ」
一緒にプレイしている女性シンガーの一人は、がんを克服したというエピソードを聞いてまた涙が止まらなくなった。
音楽と感情の結びつきを強く感じさせられたコンサートでした。
見たのはJGBのみ。
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