2012年4月21日土曜日

04/18/2012 Stu Allen & Mars Hotel @ Ashkenaz




JGBのギタリストStu Allen。去年にお子さんが産まれてJGBから抜けた。 
そりゃそうだ。JGBはハードコアなツアーバンドとして有名で、あんなツアーをしてりゃ子供と一緒の時間なんて無理だろう。 
というわけで、ローカルに音楽活動を続けている。そのバンドがMars Hotel。ベタなネーミングだね。笑 
このバンド、結構毎週Ashkenazやっている 

水曜日の夜。オーディエンスはほどほどな入り。いい感じの雰囲気だ。 
できかけのシーンといった感じ。 
みんなリラックスしていて、領土争いみたいなのもない。 

いいバンドだとは思うけど、出てくるものがJerry Garcia BandかGrateful Deadの曲しかない。 
それだけを求めて楽しむにはとてもいいバンド。 
下手に実験をしたりしないし、安心して見ていられる。 

古典落語を聞いていると思えばいい。 
確かに心地いいし、何より踊れる音楽として機能している。 

ただ私に言わせりゃ、ロックは古典芸能とは違っていつも変化していくものだし、自分をでっち上げることによって育ってきたものだと思うので、周りの目を恐れない確信犯なバカで正解なんであって。つまりは私の思うロックミュージシャンの在り方とは異なるところで動いている人たちだ。 

と偏屈なゴタクを並べてみてもね、こういう路線の人たちは強い。なんせ職人なんだから、「お前よりおれのほうが上手くギター弾けるだろ、ジェリーに近いだろ」と来る。ただそれでおしまい。「でも、お前よりジェリーの方が上手いし、あんたはジェリーでもない」と言ってしまいたくなる。 

こんなグチャグチャ言うのならそんなコンサート行かなきゃいいじゃないかと言われるだろうけど、行く。さっきも言ったが今はもう聞けない、好きな音楽をライブでやってくれるバンドだからだ。つまりはDeadの音楽としては、ファンクションしているからだ。 
もちろん細かく聞けば全然違うけどね。 

リスナーとしての自分と、音楽をやる自分との葛藤みたいなのがここにあって、ここでこんな自分勝手な分析をさせてもらってます。 
すんません。 

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