寝耳に水のライブキャストアナウンスメント。
Facebookにキモック自身がポスト。
今日の8時と10時のステージ。西海岸は5時と7時。
Iridium Jazz ClubというLes Paulの根城だった場所だ。
Les Paul Trioと一緒ってことで、聞いたことなかったけど、あのレスポールのバンドだったら間違いないだろう。
二つのショーとも前半20分くらいはLes Paul Trioだけで演奏。
美味い。実に美味い。
Les Paul TrioはNeil Jason:Bass, John Coliani: Piano, Lou Pallo Guitar
上品なジャズ。そんで、なによりギターが際立っている。
トレモロ、ディレイなんかがきれいに散りばめられたキラキラな音。そしてリヴァーブがまた素晴らしい。きれいな飴細工を見ているようなレスポールのあの音が見事に再現されていて一発で好きになった。
1セット目
何曲かやってからキモック登場。
この前のコロラドランで初登場した’68 Gold TopのLes Paulを持って現れた。
いわくつきLes Paulだ。キモックドットコムのビデオでいっていたやつ。
このLes Paulは11歳かそこらのスティーブが初めて手にしたギターだそう。ある時その人がギターを手放すことになって、eBayにオークションに出した。それを目にしたスティーブは彼に確認したら本当にそのギターだった。結局大金を払って最近買い戻して自分のものにしたようだ。
どうであれ、
なんだかぎこちない。バンドとあまり噛み合っておらず、やっぱこんなコテコテジャズバンドとじゃかなりきついかなと思ったりもした。
トリオのほうもトリオのほうで腹を探っている感じ。「このキモックってやつは何者だろう」という雰囲気が音から聞こえてきた。
そもそもレスポールマンデーということで、レスポールの名誉を称え毎週さまざまなジャンルからゲストギタリストを迎えて演奏するという趣向で、今までもJeff Beck, Steve Miller, Ted Nugent!あたりがこの企画に参加しているようだ。
それが今回はキモックというわけだ。
セットリスト.
Nana’s Chalk Pipe w/ Les Paul
Many Rivers To Cross w/ Jazzmaster
Sun Sun Sun w/ Les Paul
Sleepwalk w/Jazzmaster
そいやぁ、Martine Fierroのヒスパニック系の消防士がなぜNYの消防署にいないかのジョークなんかもいってたな。
2ステージ目でようやく火がついた。
Nana’s Chalk Pipe w/ Les Paul
Many Rivers To Cross w/ Les Paul
Sun Sun Sun w/ Jazzmaster
You Are the One w/ Les Paul
Sleepwalk w/Supro
encore
Soul Roach w/Les Paul
一曲目のChalk Pipeでピアノがはじけた。ガンガン、好戦的といってもいいくらいに煽るピアノが心地よかった。で、Steveとピアノのバトルが延々と続いた2ステージ目だった。
ドラムがいないのでギターとベースがリズムセクションのように働き、ピアノにスペースを与えているといった感じ。
ギター対ギターという形にはなりにくい、スティーブのプレイスタイル上。
今まで僕がきいた中でスティーブとギターバトルが成りたっていたのはLittle FeatのPaulだけだった、コロラドのフィルモアでのPhil and Friends。Barry Slessとも合わず、私にはTreyともかみ合わずのように聞こえた。
どちらかというとみんなSteveにスペースを譲る形になる。それかかっちり領域を分けてソロをするという感じになってしまう。溶け合いにくい音なのだろうか。そうかもしれない。
それが今回のピアノはいら立っているかのようにバトっていた。武器は音階を駆け上るような早弾きしかないんだけど、とにかく面白いくらいにガチンコで。人によってはあんなのダメって言うだろうけど、個人的にはとても楽しめた。
あれでいい、緊張感も含めて気持ちいいんだから。
Soul RoachはFur Peace Ranchに行った時に教えてもらった曲で、単純にここでまた聞かせてもらうことができて嬉しかった。
仕事しながらの耳だけライブだったのだけど、素晴らしかった。数時間仕事にならなかったというのは言うまでもなかったですな。
んーよかった。
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