2012年6月10日日曜日

6/2/2012 Ernest Ranglin with Vinyl @ GAMH



A型だからか、なにかと分類したり整理したりするのが好きなのだけれど、どのように分けるかによって見方が変わり面白い。
人間は生物学上ヒト科というものに属して、wikiによるとパイオニアとかいう宇宙船にも未知との遭遇に備えて、「私たちはこんな身体をしています」というネームタグのようなものまで絵に描いて載っけているらしい。オトコが手を振っていてとても不気味。こんな絵で自己紹介なんてアタマのいい生物がやることじゃないと、瞬時に思ってしまった。

話がそれたが、ヒト科の中でもいろいろな分類が可能で、人種なんてのもなかなか楽しい。人類みな兄弟といっても身体の機能がちがう、生まれも育ちも違うとなると、同じヒトであっても結局全く違う生物のように思ってしまうことも多々ある。
特にアメリカのような多民族国家に住んでいると、それはいやがおうにもくっきりと感じさせられることになる。

さてこのErnest Ranglinという名の80歳の誕生日を迎えられたヒトは、私がイメージする80と全く違った。
80歳のヒトというと自分の祖父母より若干若いくらいの計算になるが、自分のおじいちゃんおばあちゃんが80の時にこんなに踊って笑ってたかというと、それはなかった。
Ernestはみんなで作り出したリズムに乗って、ギターを弾ける喜びに満ちていた。自らが紡いだ音をちぎっては投げ、ものすごい速さでちぎっては投げ。その音の一つ一つがポジティブで飛び跳ねているのだ。
あれはすさまじいエネルギーだった。磁場。

よくデパートなんかに行くと、子供用の遊び場があって、そこにはカラフルなプラスチックのボールが無数にしきつめられているプールがあったりする。そのボールを終始ぶつけてくる困ったADDの子供の様だった。
人は歳を取ると子供にもどるってのは本当みたいだ。

やっぱジャマイカンミュージックはベースがキてないと嘘だ。
とてつもなくへヴィーなベース、特にYossi FineとIan Herman(Mickey Hart Band)のコンビネーションが最高だった。SFのブラスバンドVinylがErnestのメインのバックバンドだったんだけど、ちょっと力が入りすぎだったかな。
Vinylのベースとドラムが一瞬抜けて、YossiとIanが合流したあたりが一番の山場だったです。
やっぱレゲエ、スカ、気持ちいいな~。
この前Marleyという、言わずと知れたBob Marleyの映画を見てきたばかりで。あれもいい映画だった(特にピンクのひげが素敵なLee Scratch Perryが出てきたあたりが最高だった)。暑くなってくると、こういうのが一番いいですね。

今年のフジロックに来ますね、Ernest。彼こそReal Dealです。見とかないと損するよー。 

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