相変わらず最高。
Zigaboo Modelisteは言わずと知れたThe Metersのオリジナルドラマー。
The MetersのオリジナルメンバーはArt Neville, George Porter Jr, Leo Nocentelli, Zigaboo Modelisteというニューオリーンズ出の鉄壁のリズム4人組。
1965年に結成で、Zigabooは1948年生まれだから、バンド結成時彼は16、17歳だったことになる。
10代の若者があのCissy Stratの唯一無二なグルーブをたたきだしていたとは...まったく脅威としか言いようがない。
この前も久しぶりにMetersの古いアルバムを聞いたんだけど、Leoの独特な空気感のギターと、Zigabooの変なところでスネアが入るドラムは、未だに際立ってユニークだと思った。
ショーでこのリズムを聴くと、一気に雰囲気が「祝祭モード」になる。
Oakland在住のZigabooさん。New Orleansから遠く離れても、あの祝祭リズムに衰えは全くない。
これ、すごくいいビデオだなー。
ドラマーじゃないけどこれ欲しい。。。
Tea Leaf Green。
8年くらい前に一度Fillmoreで見たときは、なんかアイドルジャムバンドみたいな感じで、恐ろしく軽くて全然好きだと思わなかった。
2005年にSKBが散けて、ベースのReed MathisがTea Leaf Greenに入ったと言う噂を聞いた。
ReedとJacob Fred Jass Odyssey は2006年にハイシエラで見た。素晴らしかったが、追っかけるまではいかず。
今回はその時ぶり。
オリジナルばかりで1セット、約2時間のステージ。
Tea Leaf Greenはとても良かった。
見ていたのはBassのReedとKeyboardのTrevor Garrod。
Reedはやっぱりすごい。
ベースなのだけど、普通なバンドのいわゆる「ベース」としては全然機能しておらず、ギターのようにメロディーを紡ぐ楽器としてファンクションしているのがGrateful DeadのPhilの立ち位置と似ている。
彼はもとはギタリストじゃなかったかなと思う。シンセベースで高音でソロを弾くのもギタリストの名残っぽい。
あと先月Everyone OrchestraでもプレイしていたTrevor Garrodがとてもいい仕事をしていた。
こなれた感じで、グイグイと曲、客ともに引っぱっていく感じが単純にすごいなと思った。
Wikiによるとこの二人はオリジナルメンバーではないとの事なので、いい意味でここ数年で化けてきたんだと思う。
メンバーの歳のせいもあるだろうけど、変にユニークに感じられた。
ルーツの匂いがとても薄い。
リスペクトがないというのではなく、ルーツを完全に消化し、それを彼ら自身の言語でして表現している感じ。
普段ほとんどが平均すると60歳以上のミュージシャン達を見てばかりいるせいだろうか… なんか軽く感じた。
おもしろいなーと思った。僕の耳が歳をとっているんだろう。
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