2013年11月16日土曜日

-Steve Kimockを色々な側面から- Highway 81 Revisited


新しいブログ祝いでもないですが、久々のインタビュー。
ちょっと古いインタビューをようやく訳しました。夏前のものです。
あまり正確ではない部分もあります、何言っているかわからない部分もあったので。苦笑
しかも英語苦手なので。
かるーく読み流してください。

ではどうぞ。



-Steve Kimockを色々な側面から-

by Michael Lillo


Steve Kimockは多種多様なバンド編成で演奏できるミュージシャンなので、彼に夏の予定がどんな感じか聞いたところ、当然彼は言葉に詰まった。

「答えられるかわからないなー。」キモックは笑いながら答えた。「こりゃとんでもなくいい質問だな、まずもうちょっと早く朝起きるようにしなきゃ。んーオッケー。まず僕のバンドがあって、いくらか違ったメンバーが含まれていることもあるけど。時にはバンドにシンガーがいたりもするし、そうなるとバンドは70年代のファンクやR&Bよりな感じになる。またある時はドラマーが二人になったりすると、色々なインプロヴィゼーションがでてきたりするよね。これはぼくにとっちゃ普通なこと。ここんところHot Tunaのショーをいくらかアコースティックでやってるんだけど、それは素晴らしいし大いに満足のいくものだよ。Jorma, Jack, Barryと座ってアコースティックギターでさ、それはかなりスタンダードなロックバンドとはかなり違う感じのものだよ。あと、Everyone Orchestraのギグもやるよ、指揮者付きのインプロヴィゼーションギグ。」

それと彼は言わなかったが、単発でBob WeirのRat Dogにも参加する。これはインタビューが行われた朝にアナウンスされた。ペンシルヴァニア州はベツレヘム出身が来週 Scrantonで行われるPeach Music Festivalで、ボブウィアーのチームのリードギター役をつとめる。それはキモックの長きにわたるGrateful Deadメンバーとのつながりで、幸せな再会だ。

8月8日木曜日デラウェア州はWilmington、World Cafe LiveでBernie Worrell, John Kimock, Andy Hessと一緒にショーをやるSteveに、ウィアーのバンドでプレーすること、次のソロアルバム、ドラマーの息子と一緒に演奏することについて話を聞いた。


H81R: Peach FestivalでBob Weir and Ratdogのセットに参加するんだよね。どうしてそんな事になったの?

SK:  僕は80年代前半からBobbyと演奏してるよ。何年からか、正確には覚えてないけど。彼とギグをいくつかやったんだ、その時の彼のバンド、何だったっけ、あ、Kingfish。そう、あの時何本かギグをKingfishで演って、それから何か色々なのを彼やGrateful Deadの面々と演ったよ、Marin Countyに住んでたからね。僕はいつでも呼べばすぐに応じられるような状況だったんだよ。まぁ、それ以来今にいたってもずっとそんな感じ。ボブと僕とは家族ぐるみの付き合いでさ、この話が来たときもベンチ待ちみたいな状況だったんだよ。だからラットドッグの為にベンチ入りしてたわけ。で、彼らが「ちょっと人が必要なんだけど、来てくれるか」ときたから、「いいよ、ずっと待ってたんだぜ」って。

全部の事がうまくいって参加できる事になって嬉しいよ、だって俺はボブの大ファンだからね。彼のギターの演奏法とか音楽に対するアプローチ、そういったレベルでボブウィアのファンなんだ。いつも彼の作品には楽しませてもらっているし、ボブと僕の間にはかなり長い間の練習から生まれたケミストリーや親密さがあるし、おたがい押し合いへし合いしてきたからね、すごく楽しいよ。

H81R: ウィアは確かに普通のリズムギタリストではないよね。何がユニークなの?

SK:彼の演奏スタイルで何がユニークかって、彼自身がユニークなんだよ。彼のルーツにあるもの、それに彼がやってきたこと、色々なコンセプトとそれを長年にわたってGrateful Deadに寄与してきたこと。全ての要素の間に立ってそれをつなぎ合わせるという彼の役割は、すごくスペシャルなものだと思う。彼はいくらかのとてもユニークなヴォイシングとリズムのファンクションを作り上げてきた。彼のようなギターを弾く人間はいなかったという、それだけの事だと思う。ただただ彼のギターが好きなんだ。僕も大好きな田舎のブルースやゴスペルのような音楽ルーツから得たボキャブラリーを、彼はいっぱい持っているんだ。彼はodd-timeなリズムの取り方、オポジットポラリティ、エレベイテッドハーモニーといったことの大ファンなんだよ。

H81R: いつ頃から息子さんと演奏してるの?いつ頃から彼がプロとしてやっていけるって気がついた?

SK: あぁ、これまたいい質問だね。僕らはかなり即座に一緒にプレイしはじめたよ。2歳の時に彼ははじめてドラムセットを手に入れたんだ。彼はただ何かを叩きたかったんだ。思うに野球のバットは大きすぎた、だから結局ドラムスティックになった。ギグに行きはじめて、僕と一緒にあっちこっち行き始めたのは3歳か4歳くらいの時で、だから色々なことが起こっているのを全部見てきたんだよ。サウンドチェックの間ドラムの後ろに座ってさ。多分インターネット上に彼が5歳くらいの時のヴィデオがあるんじゃないか、Studio Eでグレッグアントンのドラムキットをポカポカやりながら、バンドを導いているんだ、5歳の時だよ。だから、僕にはクリアーなアイデアがあったんだ、彼にはこれをかなり高いレベルにまでもっていく事ができるとね。で、今24歳になって、僕の尻をぶっ飛ばし続けてるんだよ。

H81R: こんな体験をジョンと一緒に続けることができるってのはどんな感じなの。

SK: 初めての子供がこんなに音楽的で、しかも自分のやっている事が好きで、父親の僕がやっている事も好きで、お互い信頼しきっているなんて、僕の人生においてこれほどまでに満足できることは他には一切ないよ。全くこんなこと予期していなかったし。僕らはいつもマジでコネクトし合っていたし、それ自体が喜びというか、本当に誇りに思うよ。どうだろうな、多分エモーショナルな部分で僕が得たものをのぞけば、彼と一緒に演奏する事から得たものと言えば、同じ血をひいてるということとか音楽的な家系であることに対するありがたみってのがあるんじゃないかな。ジョンは十分早くからドラムをはじめたけど大人になるまで、かなり素晴らしい音楽を聴いてきたとは思うけど、16くらいになるまではそれがよくわかってなかったと思うんだ、僕もそうだったけど。16になって、彼は曲を書きはじめて、ギグをやって働いて、で彼の演奏やコンセプトはとても美しく進歩したんだ。そうなると同じ屋根のもとで暮らしてきたということが強みになってくる。

H81R: 今は何に取り組んでるの?レコーディングなんかやってる?

SK: うん。今は今年春からJoe Blaneyとはじめた録音のオーバーダブをしているところ。彼はクラッシュなんかをプロデュースしてきたんだ。彼は本当に一緒に働く上でインスピレーションだよ。明日彼とぼくのスタジオ/小屋で一緒にオーバーダブするんだ。エキサイティングだよ。これを終わらせて、このロックなレコードを出したいと思ってる、秋ぐちあたりにね。で、その後すぐ家で別のレコーディングをやるんだ。ジョンと僕だけではじめる。彼は曲を書き続けていて、僕もそれを先に進めたいんだ。僕自身はといえば、家でよりアコースティックな感じなのに取り組んでるよ、スライドよりでね、ほとんどインプロヴィゼーショナルなやつさ。

H81R: もうちょっとJoe Blaneyとのレコードについて教えてよ。よりロック的なやつって言ってたけど。

SK: 僕にとってはね、フォーマットとしてだよ。僕、バーニーウォレル、ジョニーがドラムでアンディーヘスがベースで、あとあちこちから色々な人。ちょっとした、いいレコードになるだろうね、ボーカルが入って、曲もちゃんとあって、みたいな。つまりプロダクションに関して言えば、その半分はでかいうるさい空間で騒々しく酔っぱらった感じのライブショーのヴァイブとは全く反対な感じになるだろうってこと。

H81R: 誰がうたってるの?

SK: 何人かのシンガー達が歌う事になると思う。

H81R: あなたはこれまでも、そしてこれからもギターの探求者でいるつもり?いつもギターを手に取って演奏してる?それとも喜んでギターを弾かないときがあったりする?

SK: 僕は今まで自分から進んでギターから手を離せたことはないよ、ただそういう人がいるってのは理解できるけどね。僕にはどれほど彼らがラッキーな人かはわからないけど、時々そう思うときはあるけど、僕には無理なだけ。いつも新しいサウンドを探しているんだ、それはつまりいつもはじめからやり直しているような、そんな感じになるけど。習得するプロセスに力を注いでるんだ、それにはいつも感情が高まる思いさ。枝が急速に伸びていく過程とか、物事を習得して吸収していく過程にあるなんて言うと、晩年的な響きがあるけど。僕は普通のフレットのあるエレクトリックギターを普通のチューニングで弾いてるけど、それを18の時から弾いてるんだよ。それをいまだに手にして「あ、これはなにか新しいことだ」なんて言って気持ちが高ぶるなんてことは、案外なかなかないことなんだ。基本的には自分で作った自分の限界に逆らうような形になるんだ、だから、枝を外へ向かって伸ばして、なにか他の音楽を見つけられるか試してみる。指を早く動かしたりすることなんかとなんらつながりがないものが落ちていないかなーなんてね。で、見つかるだろ。それを学び続けるわけ、別の楽器を手にして腰を下ろして、それはピアノだったり、ベースだったり、ハワイアンギターだったり、フレットレスギターだったり、ただ何かを学び続けようとするんだ。それは必ずしも僕が本当に興味があるものを直接突き動かすまではいかないかもしれないけどね、それでも新発見とか学ぶ楽しみなんかはモーチベーションにつながるよね。


P.S.
ちなみにこれがインタビューでキモック師匠がいってたヴィデオです。


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