2014年1月12日日曜日

01/11/2014 Jerry Miller and Terry Haggerty Band @ Ashkenaz, Berkeley, CA






今すんでいる家から歩いて10分。Ashkenaz。
Berkeleyという街は変テコな街だ。
閑静な住宅街が主なんだけど、ダウンタウンやテレグラフにはとんでもなく妙な輩がいっぱいいる。
僕もどちらかというと妙な輩なんだけど、閑静なところに紛れている。

それはさておきバークレーはレイドバックな街で住みやすい。ラディカルだと言われながらも、サンフランシスコのようなハードコア感、ギスギス感はない。
でもエンターテイメントがサンフランシスコやオークランドに比べるとイマイチ。
というのは大きなフィルモアだとかヨシズのようなライブベニューが少ないように思う。
いい感じの大きさのハコは、ダウンタウンのフライトアンドサルヴェージ(Freight & Salvage)、ウェスト/ノースバークレーのアシュケナズ(Ashkenaz)、ギルマンのパンククラブ924。いずれもノンプロフィット。
あとグリークシアターがUCBerkeleyにあると言えばあるが、その規模でコンサートができるアーティストは限られる。デッドとかディランとか見た。
もうちょっとナイトライフを充実してもいいと思うのだが、市が許可しないらしい。
エンターテイメントはダウンタウンの一か所に集中させる計画で、他では許可がおりにくいという話だ。
なぜか?ちょっとでも騒音を出すとバークレー市民はすぐにクレームを出すというのが理由らしい。
その反動ともいえるのが、カフェ。これはそこらじゅうにある。
カフェではいつもジャズバンドが小さめの音だが毎晩いい演奏を聞かせる。

Terry Haggertyともサウスバークレーのカフェトリエステ、そこで出会った。
KVHHのショーには間に合わなかった。もちろんSons of Champlinも見ていない。
僕の中では彼はとんでもないモンスタージャズギタリスト。小さなカフェでとんでもないことをしている、ガタイのでっかいおっさんというのが僕のTerry像。

数年前から追っかけはじめて一押しのバンドフォーメーションがコレ。
Jerry Miller & Terry Haggerty。
ラウドだから。
ジェリーの破れかぶれでブライトなブルーズギターと、テリーの抑えたジャズインプロギターのコンビネーションが絶妙。
レパートリは多分ジェリーサイドの曲がほとんどで、ロック/ブルーズという王道な感じなんだけど、ここに「なんでもこい」テリーが有無をいわせないような凄まじいギターで畳み込む。
今回もいつも通り。
ジェリーはミュージックマンのアンプでIbanezのAFSってタイプだと思う。それにTSをかませるだけのシンプルなセッティング。
ピックアップは終止ネック側で固定。あとはトーンはフルアップで、ボリュームコントロールを少々。
これだけであの気味が悪いくらいブライトなトーンが出るってのはすごい。
歌うときはリズムを刻み、歌わないときは終止フィルイン、もしくはほとんどソロばっかり。
テリーがソロをとっているときでも関係ないところで、おもしろい事をしていたりするのもコレまたすごい。ほとんど邪魔になっていないからだ。
でもたまーに邪魔だ。つまり意識してソロのスペースを共有していない。

ブルーズ命。右端がテリーの奥さん、ケイティー。

テリーのセッティングはわかりません。今度直に聞いてきます。
ギターはいつものへんてこなギター。キャビネットはBrownってかいてあった。見たことないでっかいのが2台。それにプリアンプがTwo Rock。
前はケンタウロスで歪ませてたが、今回はアンプのスウィッチで歪ませてました。
この歪みこそ、最近の彼のシグニチャーです。ベイエリアのサイケシーンのアーティストのなかでは多分一番深く歪んでると思う。
ファズと言ってもいいくらい。
彼のアルバムFirst Takeでも。いいよーこれ。
http://www.cdbaby.com/cd/terryhaggerty2

存分に畳み込み中

今回は会場の奥で携帯いじってたら、テリーさん「ヘーイ!」ってな感じで来た。
彼はFPRに行ってギグをしてから、一層仲良くしてもらっている。
彼の奥さんのケイティーも来た。そしたら、元の奥さんとの間の息子も来て紹介された。
元の奥さんも見た。「超ハードコアヒッピー、現役」というのが第一印象。
Berkeleyは色々な意味でどこからも近いので、色々な人が来て今回はファミリーショーのようになっていた。

「今度電話するよ」
「オッケー」
今度彼からギターのレッスンを受ける予定。

0 件のコメント:

コメントを投稿